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散財プロデューサー(败家总监)のクロスボーダー生活

個人消費とライフスタイルが国境を越える時代に 思うことを述べていきます

厳しい叱咤をいただきに

厳しい指摘を山ほどされて

けちょんけちょんに叱咤されることがわかっていても

むしょうに会いに行きたくなる人がいる

 

昨日はその代表格の ある有名な製薬会社の社長さんに会ってきた

 

4年間で熟成した僕の経験から

昨年一年間かけて準備した構想

さらに新会社のテンプレートに書き直しながら

つくりなおした提案資料

それをさらにわかりやすく推敲をかさねて持参した

 

いや~ 言われた言われた

ダメ出しのオンパレード

でも いつものことなのだけど

この社長さん 本当に僕の資料をしっかり読んでくれるんだ

その突き抜くような眼光で

 

そして 気が付いたところをすべて教えてくれる

 

中国大陸は視野になくて

中華圏は台湾と香港で十分だと言い切る人だけど

実は中国文化も中国も 中国人も大好きな人だと わかっている

 

その会社の製品一つ一つには

細やかな心配りと 愛情があふれている

 

言行一致でぶれがない

 

だから けちょんけちょんに叱咤されにいく

頑張れよ と励まされている気がする

いやーまいったね と帰り道にスタッフと話しながら

元気が湧いてくる自分に気づく

 

けちょんけちょんにいわれた一言一言を反芻すると

蜘蛛の糸が何本か垂れていることに気づく

このあとの自分がとりくむべき道筋の

ヒントが込められていることに気づく

 

きっと次もあってもらえる

「男子三日会わざれば刮目して見よ」だ

ちゃんと俺の話をきいていたじゃねえかと

そのわりにはしぶとくこだわるやつだなと

次は思わせてみせる

 

高齢化は「希望」である その1~ 絶対つくられている「消臭・脱臭」流行だけど まあ乗ってもよいかな? というはなし ~

ここ数年のドラッグストアでのブームのひとつに

「消臭」「脱臭」ブームがあります

 

日本人は確かに匂いには敏感です

でも、最近の流行は異常です

 

50歳のおじさんは戦々恐々としてなければいけない

幸いにうちには息子しかいないし 長崎の高校の寮住まいなので

「お父さん くさ~い! あっち行って!」

と加齢臭で嫌われることはないけれど

 

その「加齢臭」だって

中国人はじめアジア人は知らないぞ

そもそも日本人からはじまった概念だぞ

 

まったく ひどいじゃないか

煙草も吸わないしニンニクもたべてないし

歯も磨いて清潔にしているにもかかわらず

 

新しい「くさい」の概念をつくりだしやがって

中年男子をいじめるな

 

そう考えて憤慨していたのですが

最近ある話を聞いて ちょっと考えを変えました

 

実は介護分野で

やっとヒット商品がでてきた

介護領域は様々な商品・サービスのソリューションが出てきたけど

実はけっこう死屍累々です

ビジネス化 マネタイズがとてもむつかしい分野

そこで出てきたヒット商品のひとつが

 

消臭剤・脱臭剤

 

なのだそうです

 

認知症の老人は家の中で

おもらしをしてしまう

その尿や便の匂いは 赤ちゃんとはちがってかなりキツイ

自宅に 施設にその匂いがどうしてもたちこもる

 

介護をする人たち 専門家も家族も それがつらかったそうです

 

ところが最近の消臭剤は ほかの香りで匂いを無理に上書きしない

それをやると 一見消えたようでも多層に匂いがのこって

かえって気分がわるくなってしまうこともある

塗り重ねた匂いに清潔感もない

そうでなくて

匂いのもとから分解して 匂いそのものを消してしまう

そのうえで 除菌効果や気持ちが落ち着くアロマを焚くことで

清潔で穏やかで安静な空間が演出できるようになった

 

その「消臭・脱臭」の商品開発の進歩が 

これまでの介護のイメージを変えているそうです

 

そこで「なるほど」と僕は合点がいった

 

たぶん それでも介護分野だけの販売チャネル、介護市場だけでは

その強力な消臭剤・脱臭剤の技術開発・商品開発の投資のもとはとれない

 

だから、きっとメーカーか広告代理店のやり手のマーケッターが

 

「それなら中年オヤジを犠牲にして マネタイズをしよう

 もともと匂いに敏感な日本人をさらに敏感にしてやろう」

 

と知恵をしぼったに違いない

 

結果としてドラッグストアで あふれる消臭・脱臭・防臭グッズ

僕ら中年男子は 自分ではわからない加齢臭で周囲の若い女性から

「このおじさんくさーい」

と思われていないかと戦々恐々

 

まあ でもいいや

むしろこの流行 中国やアジアにもっていってやろう

そして世界中の介護の問題を解決してやろう

そう 日本では「高齢化は希望」なんだよと

どの国よりも早く高齢化社会に突入したから

生まれてくるイノベーションもあるんだよと

そういうメッセージを発信しようじゃないか

 

まあそんなふうに思っています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

退職の日

3月末 昨日でインテージグループを退職しました

 

9年11か月

 

前の会長から ワインをのみながら誘われて

 

ITベンチャーから転職して

 

約10年のあいだ

 

いろんな経験をさせてもらいました

 

今回は 資金と仲間をひとりつけてもらって

 

新しい挑戦を応援してくれます

 

だから退職というより

 

卒業という感じで送り出してもらいました

 

来週からは正真正銘 一国一城の主です

 

2人の新入社員も出社します

 

皆とともに いい仕事ができるよう

 

心してかからねばなりません

 

 

クロスボーダー人財 ねらいどおりに育成中

「人材」には3種類あるんだそうです

 

一つ目は

ただそこにいるだけの益にも害にもならない人 

それを 「人在」

まあ、給料相応働いている人まで含めるのかな

 

二つ目は

和を乱すはトラブルは起こすは、挙句の果てには突然やめちゃう人

それを 「人罪」

厳しい言葉ですね でもそういう人 たしかにいます

 

三つ目は

一緒に働くと皆がとても楽しくなる 本人の生産性も高く運もいい人

それを 「人財」

つまり 「かせぐ」「向上する雰囲気をつくる」得難い人材です

 

「人在」と「人罪」

学歴や能力、あまり関係ないかもしれないね

でもこんな人たち採用したら ベンチャーはすぐ死んじゃいそう

 

だから丁寧に 「人財」を原石からみつけて磨かないと

 

そう思って「クロスボーダー人財」のプログラムを考案しました。

その第一期生 9月から入社するメンバーには

この10日間 生まれてはじめての日本に来てもらいました

だってこれまで半年間 磨いているうちにお金を稼いでくれたから

 

僕は搾取はしないぞ! ちゃんと還元してあげようといいながら

事実上は研修旅行になってしまったかもしれませんが

予定のプログラムをすべて順調にこなして

今朝 羽田に見送ってきたところです

 

もうやる気満々 気合十分 目がキラキラ

日本語もとても上手(当然です!笈川塾でしごいてもらったから)

各々2つ持っている研究テーマを しっかり深堀して

毎日がゼミ合宿のような日々でした

 

うむ、この方針は間違いはない

いろいろな理由でこの退職前の繁忙期ではあったけど

そう自信をつけた この10日間でした

 

オフィスをつくる

昨日から、年度末と退職の作業をしながら

神田橋のオフィスをつくっている

 

デスクも椅子も

最近はアスクルで頼むとその日のうちにもってきてくれるけど

組立をお願いすると数日かかり1個あたりいくらのコストもかかる

たいしたことはない金額なのだけど

自分自身への試練として

ひとりでくみたてる

4月3日から4人のオフィスになるから

デスクも椅子も4つ。移動式キャビネット2つ

ぜんぶ組立前で持ち込まれた

 

すごい段ボール

 

ちょっと多い

 

というわけで

昨日から黙々と(まあひとりだから当然だけど)

くみたてる

 

こういう作業は嫌いではない

ベンチャーにもいたし

そういえば事業開発で京都に分室をつくったときも

ちょうどこんな感じで

デスクから組み立てた

 

そのとき あのとき

何度もいろいろな事業をたちあげたときの

反省をしながら くみたてる

 

「時代が早かった」は言い訳にならない

時代をもってこれなかった 自分がわるい

 

うまくいったケースは 実は正直なところ理由はわからない

もちろん ねらっていたし

ベストを尽くしたのはもちろんとして

神様が気まぐれな手をさしのべてくれたとしか言いようがない

 

でも失敗したケースの理由は

自分としてはもうはっきりしている

 

2つある

 

ひとつは、「持続可能にすること」にこだわらなかったこと

かっこいいモデルにこだわって

死に物狂いで生き残ろうとしなかったこと

 

今回の事業は「人財育成」である以上

10年も20年もいやそれ以上 持続させないわけにはいかない

必ず生き延びて続けてやる

 

 

もうひとつは 利益をとることをためらったこと

 

大学時代に社会学部で

少数民族の言語問題をあつかっていたくらいだから

頭の中はマルクス経済学の世界がまだ糸を引いている

社会の富は一定で 誰かが富むと誰かを搾取するという

質量一定保存説が頭の中に棲む

 

だから 利益をとることにためらいがある

 

しかしここは「利益は挑戦の原資である」と

発想を変えることにした

 

僕個人は どちらかというと

すわって半畳 ねて一畳

あまり何かに拘泥する人間ではないのだけど

とにかく 挑戦をあきらめたくない

命尽きるまで いやそのあとも化けて出ても

成功するまで挑戦してやる

 

そう思って 持続可能で挑戦にむけた

僕の事業が生き残るためにも 利益はとる

 

もちろんそれだけの成果を提供できる

新会社にしなければと思う

 

あとすこし 今日のうちにはおわらせよう

 

 

 

 

プレスリリースが出ました!

私が代表をつとめる

 

株式会社クロスボーダーエイジ

 

について、プレスリリースがでました。

 

4月から独立して、新しい事業に取り組みます。

 

皆さんどうぞよろしくお願いします。

 

www.intageholdings.co.jp

 

 

 

 

ネタとして「消費」されてしまうだけの中国の「消費者の日」の悲しさ ~後編~

「暮らしの手帖」のように

商品やサービスに対して

消費者の視点からチェックをしようとする風潮は

中国では公的な取組みを別にすると

2つの流れがあるようです

 

まずひとつめは「クレーマー

中国では「モンスタークレーマー」が

ブームになりました

 

商品やサービスにイチャモンを付けて

企業から賠償金を巻き上げる

 

王海現象」というそうです

 

でもこれは個人消費が成長したらどこの国でも起きること

アメリカも日本も そういう時代がありました

それが中国でも起こったのが「モンスタークレーマー」です

今は比較的 沈静化しているそうです

 

北京にずっと住んでいる 

日本の大きなシンクタンクの所長さんがおしえてくれたのですが

「大学進学率が30%を超えると

 常識が通用するし 皆が守ろうとする

 その国は ”ふつう” になるんですよ」

その話を聞いた2013年 中国の大学進学率は30%を超えました

 

僕が大学を卒業したとき

中国の大学進学率はわずか3%

そして今は43.4%(2015年)

日本は安定していて63%くらいだから

間違いなくまもなく抜かれます

 

そういう消費者の民度が向上する過程でおきることを

僕はそう問題には思っていません

 

気になるし、僕がとても残念なのは

3月15日の「消費者の日」に一斉にあちこちではじまる

「企業たたき」のキャンペーンが

当初はとてもよい指摘をいくつもしていたのですが

いつのまにかエスカレートして

本来の目的を超えて過熱していることです

 

一年間の売上の半分が1日で計上されるという

「独身の日」のECのバカ騒ぎ同様に

 

メディアが「モンスタークレーマー」になって

普段テキトーに見逃していることを

あたかも大事のように騒いで

悲しいことにそれに多くのインテリといわれる人たちが同調する

 

このため、今回も

中国の消費者がどうしてもほしいというので

実はほとんど儲からないのに越境ECに出店していた

いくつかの日本メーカー、商品が販売を自粛することになっています

 

あ~~~~居心地わるい!

 

ちゃんと商品テストをすればいいのに

そうすれば日本のメーカーも

消費者も感謝するだろうに

 

根本的な問題解決につながらない

一瞬の視聴率を稼いだだけで

実はだれもよいことがない

テレビ局だってむやみにスポンサーをこわがらせて

なんら創造的な取組につながらない

 

結局、せっかくの「消費者の日」を

ネタとして消費しているだけなんだろうなあ

 

中国のひとたちは 

そういうスパイラル的に上昇すると同時に

定向進化がとまらなくなる

だから、いったん環境が悪化すると

スパイラル的に下落する 

だれも

「まてよ?本当にそうなのかな?

 何が本質なのかな?」

そう考えて踏みとどまって頑張るひとがいない(すくない)

そういう傾向があるようです

 

今回は 日本のメーカーは「欠席裁判」を強いられてしまっていて

静観するしかないとはいえ

ああ、居心地がわるいし

残念だなあと思っています