散財プロデューサー(败家总监)のクロスボーダー生活

個人消費とライフスタイルが国境を越える時代に 思うことを述べていきます

集中できる「時間」が希少資源だというはなし

僕は読書家です。

 

それだけではなくて

「これを読むといいよ!」と勧める

面倒くさいオッサンです。

 

4月から僕の新会社に入ってくれる社員、

9月からきてくれる社員

全部日本人じゃないけど

彼女たち6人に必須図書として

ちゃんと買って渡した本の中には

ちきりんさんの新刊があります。

 

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

 

これを読んで、考えることは人それぞれだろうけど

僕が共鳴したのは

 

「もっとも重要なものは時間、それも集中できる時間」

 

という部分。

 

そうだよ。年を取ると集中できる時間が短くなるのだ。

 

それで、この本を読んであらためて

その「集中できる時間」をどうすれば延ばせるかを

ずっと考えた末に、

買いましたよ、これ!

 

 

そろそろ、目が疲れやすくて

ノートPCを覗き込んで仕事するのはつらいなあと

人気の機能性表示食品もよいけど、

改善比率は大きくなさそうだなあと

思っていたのですが

もしかするとモニターで解決するんじゃないかと思い立って

久しぶりにヨドバシカメラを徘徊して買って、

ためしに新しいオフィスに置いてみたら

これがいい!目が疲れない!肩がこらない!集中力時間が2倍以上!

あっというまに終電近くまで仕事してました。

 

それで、今日は自宅にも買ってとりつけたのです。

いやはや、なんと素晴らしい!

 

よしよし、戦力アップだ!

 

 

 

国際婦人デー(女神の日)

今日は3月8日 国際婦人デー なのですが、

日本ではあまりぱっとしない記念日です。

 

しかし、いつの間にか中国では

女神の日

として、女性向けのショッピング(EC&店舗)のお祭りになっているみたいです。

 

どこの国でもそうですが、消費市場を牽引するのは女性です。

女性の好み、意見が積極的に採用され、次々に彼女たちのための

商品やサービスが生まれる経済は、

平和で持続可能な経済だと思います。

 

特に中国では、このままでは2030年に人口が頭打ちになり

その後急激に人口が減り始めますから、

(世の中の統計で最も正確といわれるのが人口統計です)

あわてて一人っ子政策を撤廃し、二人産んでもよくなったのですが、

すでに都市化が急激に進んで、大家族から核家族になっている人たちに

さらに子育てのコストが急上昇している中国で

それだけではすむはずがありません。

 

もうまもなく

「おねがいだから二人、産んでください!」

というキャンペーンがはじまるはずです。

女性の意向を何よりも尊重する時代が始まるはずです。

 

そういう背景があるからか、中国の経済の中心に女性が躍り出てきました。

これを「她(彼女の)经济」というそうで

天津の学生からその記事の写真が送られてきました。

 

 

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「中身のないもの」を売っているから

化粧品箱ですから 化粧品は入っていません。

 

お客様が、自分でお好きな化粧品を買って

自宅で散在(失礼!)している化粧品も合わせて

この化粧品箱で一つ一つを整理整頓するためのものです。

 

ガンプラのような組立式の面白さと

リカちゃんハウス(ドールハウス)のような美しさ

そして特に中華圏の方々が「自慢する・披露する」傾向があることも

そりゃあ、ねらっていますけどね

 

でも、思うんです

女性が化粧をする時って、そばで見ていると

精神一到何事か成らざらん」って感じもありますよね。

僕は時々、こりゃあ掃除や料理と同じで

いわゆる「動禅」の世界だなあと思うのです。

そういう姿を見ると

「頑張れっ!」

て思うのです。

 

こんなことを考えて開発した製品は他にないぞと

自信はあります。

 

まあ、使ってくれた人たちの評判は、結構好意的なので

じっくり広げていけば、そこそこは行くと思います。

 

しかししかし、どうしても埋まらなかったのは

これが「収納箱」である以上、

「中身がない」ものを売っている「ためらい」。

 

かといって、中身の化粧品は好みも様々だから

押し付けられるものではない。

 

それで、一つ思いつきました。

その「想い・願い」を入れてあげようと。

京都には素敵な神社仏閣と、そこには可愛らしい御守があります。

その御守を同封して送ってあげようと。

 

matome.naver.jp

 

海外からの注文には、為替や送料も踏まえた価格にしているので

4種類の御守から選んでもらうことにしました。

 

 錦天満宮の「仲良御守(なかよしおまもり)」

 下鴨神社の「媛守(ひめまもり)」

 八坂神社の「美守(うつくしまもり)」

 晴明神社の「勝守(かつまもり)」

 

日本国内での注文には、

京都のご希望の神社のお守りを

取り寄せて、実費でお付けして送ります。

まだホームページは準備中ですが、

 info@ideasprout.co.jp 

まで問い合わせていただければ対応します。

 

carebutler.jp

 

 それと、贈答用にはメッセージカードもつけます。こちらはサービスで。

御守と合わせるとこんな感じです↓

 

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ところで使っている人から、

化粧品を入れた写真を送ってもらえるようになりました。

 

やはり「中身が入った」状態は素敵です。

 

もっともっと使ってもらえるといいな、と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真鶴の恩師に会いにいく

僕には2人、「恩師」というべき尊敬する大学教授(いまは名誉教授)がいます。

 

ひとりは社会学部でゼミの担当教授であった、田中克彦先生

いつの間にか、自伝など出版していました。

田中克彦自伝: あの時代、あの人びと | 田中 克彦 |本 | 通販 | Amazon

繊細かつ豪快で(なんのこっちゃ)

専門分野(社会言語学)からいっても

僕の仕事にはこれまでも、きっとこれからも全く関係することはないのだけれど

何か理由があったら、いやなくても会いに行きたい先生です。

 

もう一人は、真鶴にお住いの今井賢一先生。

いうまでもなく高名な経済学者・経営学者です。

大学時代に今井先生の講義を受講したことはなかったのだけど、

実は浅からぬ縁があります。

昔のブログがそのまま残っていました。

haruyamabl.exblog.jp

 

僕がビジネスの世界に浸かり始めたころから、今井先生は僕の指針です。

けっこう難解な本が多いのですが、一生懸命読んできました。

お会いすると本当に「学者とはこうあるべきだ」という人格者です。

 

ITベンチャーのときにも、応援していただいて

市場調査の会社に移ってからも

今井先生のご縁で、京都に開発室をつくって赴任することになり、

その後も2~3か月に1度はお会いしています。

 

一昨日、真鶴に今井先生を訪ねて

3月末でいまの職場を退職し、名実ともに独立することと

そのビジネスモデルとめざす理念・夢について報告してきました。

 

貴重なアドバイスと、励ましの言葉をいただき、

元気を得て東京にもどってきました。

 

今井先生と話をした内容を、これからいくつか書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女性を励ますおくりもの 〜 ケアバトラー組立式化粧品箱 〜

新商品を「ひとこと」で言いあらわせるコピーを模索中。

「渋すぎますよ!」

と言われているのだけど、オジさんとしては、

 

 女性を 励ます おくりもの

 

がいいなあ。

 

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それと、最初の販売先としてこのベンチャーの製品を置いてくださっている

西陣織会館

東映太秦映画村

に大感謝です。

世界遺産・観光名所が目白押しの京都では、

どちらも見逃してしまいがちなスポットですが、

実は行ってみると満足度はかなり高いです。

西陣織会館の「着物ショー」は実に見ごたえあります。

女性と一緒に行くと、

年齢問わず隣でとっても喜んでいるのが伝わってきます。

映画村は、意外と大人向けにも風情があるしコンテンツも充実していて

僕の大好きなスポットです。

 

 大学へ進学する、就職するお嬢さんと親娘で

あるいは奥様との京都デートで

お母様への親孝行で京都神社仏閣巡りの際に、

よろしければ着物を着て(たくさんレンタル屋さんがあります)

立ち寄ってみてはいかがでしょう?

 

さりげなく「お菓子箱」大のものを手に提げて

お嬢さんなら「頑張れよ」とか励まして

奥様かお母様なら「これからもよろしく」とか言って

大切な女性に贈っていただきたいなあ、と同世代のオジさんは思います。

 

 

実は ↑ の目的で京都に来る旅行者は、日本人だけではありません。

台湾の方々はすでにそうだし

中国大陸のリピーターの旅行者も、徐々にそういう個人旅行にシフトしています。

しばらく前は、中華系の旅行者は大声で雑な印象がありましたが、

今はもう上品な紳士淑女が多くなり、まるで大正・昭和の雰囲気で

京都を旅行されている人も増えています。

 

2度目・3度目の京都旅行、ぜひ西陣織会館と映画村に足をのばしてください。

我々の化粧品箱も、皆さんのお越しをお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

「水かきバタバタ」の葛藤・煩悶がみえる 〜「ひるね姫」試写会に行ってきました!〜

北京で一緒に講演をしたアニメプロデューサーの先輩から

「君の新会社の中国・台湾娘たちの感想をきかせてね!」

と言われて「ひるね姫」の試写会にご招待いただきました。

 

さっそく、4月から正社員になってくれる2人と

アルバイトで翻訳を手伝ってくれたカップルに渡したら、

とても喜んでくれました。

で、僕は家内の時間が合わなかったので

一人で昨日の試写会に行ってきました。

 

うん、いい感じに仕上がっていて、面白かった。

見終わって、爽やかないい気持ちになります。

良い映画です。おすすめです。

観客としては、そういう感じ。

 

そして副次効果ですが

きっと何人もの自転車愛好家、バイク愛好家が

「やっぱり”しまなみ海道”に必ず行かなきゃ!」

と決意するはず。

僕も以前、息子と一緒のサイクリングを

「ビワイチ(琵琶湖一周)」か「しまなみ海道」か悩んで、

結局琵琶湖を選んだのですが、

以来ずっと気になっていた「一兆円かけたサイクリングロード」。

ぜひ今年は瀬戸内海をペダル漕いで横断したいです。

 

そのアニメプロデューサーの先輩が関わる作品・監督は、

みな「風」の使い方がとても上手です。

今回もとても気持ちいい風が吹く作品で

春に向けて自転車に乗りたくなりました。

 

さて、一方で作り手側としては

きっと葛藤・煩悶がいっぱいあったろうな〜

そういう作品でもありました。

 

何を描いても、どのシーンでも、細かい設定も素材の一つ一つも

すでにある作品のオマージュになってしまうから。

 

あっちこっちで、暴れだしそうな心を抑え込んで

「いい感じに仕上げてくれた」作品という印象を受けました。

 

特に作品を海外に持ち出すことを予定するならば

そういう「お約束」は

映画に投資する側からは「安定感」につながりますからね。

 

その中で、作品・監督ならではのこだわりも

いくつかしっかりあって

例えば2020年への「ほんの少し未来の」技術のあたりも

興味がある分野ですが、きっとそれは他の方が書いてくれるでしょう。

 

3月18日に公開されたら、

ちょうど北京で先輩の講演を通訳して、万里の長城を案内してくれた

9月から新会社に参加してくれる、さらに4人の中国娘たちが

しっかり観光も兼ねて日本にやってきます。

あと、ライトノベルに嵌っている息子と一緒に

今度はちゃんと興収に協力して観にいきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2つのベンチャーに注ぐ夢

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京都のデザインベンチャー「株式会社アイデアスプラウト」は、

「アップサイクル品」の開発・デザイン

を目的として、若い優秀なデザイナーとともに立ち上げました。

 

そして、東京では

「クロスボーダー消費市場」にむけた「エンゲージメント事業」それに伴う人財開発

そのためのベンチャーを立ち上げました。

その名を「株式会社クロスボーダーエイジ」といいます。

いまホームページを準備中です。自分でつくっていますが、

なんてホームページ作成ツールって使いにくいんだろう!とプンプンものです。

 

 

その東京のベンチャーも、内神田(なんと最寄駅は大手町!)にオフィスが決まり

来週いよいよ企画会社からプロジェクトに挑戦するフェーズに移行します。

 

それにしても会社は立ち上げると、事務の雨あられが降ってきますね。

もうその事務の砂浜で足をとられて四苦八苦していますが

こんなことで参っていてはいけない。

始めたからには続けないと。

事業の海まで乗り出さないと

そして我々の夢を注ぎ込んで、必ず飛躍してやろうと思っております。

 

50歳からの挑戦です。