散財プロデューサー(败家总监)のクロスボーダー生活

個人消費とライフスタイルが国境を越える時代に 思うことを述べていきます

新製品の魅力を見つけたのかもしれない(後編)

今日は月末です。

おお、今の会社にいるのもあと一か月だぞ!

 

ということで、バタバタと月末の処理や、諸々外出などをしていて

ずっと考えていたのだけど、どうやらこれは「錯覚」ではないと思うのです。

 

うむ、これはきっと「覚醒」だ。

 

何を覚醒したかというと、要するにこういうことです。

 

頑張って「贈呈」プロジェクトをしていると、かなりいい反応があるので

どんどん「僕が頑張ってほしいと願う女性」に使ってほしくなります。

 

その人たちはとても喜んで、「元気づけられるわ~!」と本当に心から

喜んでくれるのだけど(確かに僕は年上だけど、社交辞令じゃないと思う)

だからといって彼女たちが自ら望んでこの製品を買うとは思えなかったのだ

 

なぜだ?このジレンマは?

 

そう悩んでいたら、週末に訪ねた大学教授の友人が、

 

「これいいねえ、こんど大学に入る娘にあげたいと思うんだよね。

 下宿には化粧台は邪魔だし。ちゃんとお化粧もして気合入れて頑張れ!ってね。」

 

と言ってくました。

親父から「ちゃんとお化粧もしろよ!」

と言ってもらえるなんて、幸せな御嬢さんだなあって、うらやましくなりました。

 

そのあと、笈川塾の卒業生の重慶の女性から、

 

「実は、妹が結婚したんで、お祝いにこの化粧品箱をプレゼントしたいです。

 中国まで送ってもらうことはできますか?」

 

と連絡がきた。それはうれしいなあ、じゃあメッセージカードを同梱してあげるよ!

どう書こうか?とあれこれ相談してできてきたのが以下の文章。

 

XXX ;
能在这茫茫人海中找到属于你的另一半,衷心的祝愿你们永远相爱,携手共度一生!
今后希望关爱执事化妆箱能代替我一直陪伴着你,一直美下去,健康幸福下去!
新婚快乐!
                                                            XXX

(日本語訳)

  この大勢の人海のなかから自分の好きな人をみつけたのだから、

  2人が手をとりあって永遠に愛し合うことを心から祈っています。

  これからは、関愛執事(ケアバトラー)という化粧品箱が

  お姉ちゃんの代わりにあなたのそばにいるから、

  永遠にあなたが美しく、健康で、そして幸せになれますように!

  ご結婚おめでとうございます!

 

・・・・・

いやはや いやはや、この年になると涙腺がゆるくなって。。。

しかもケアバトラーよ、いつのまにか「式神」になっているじゃないか!

 

そこで気づいたのです。そうか「頑張れ!」って女性にこれを買って贈る人は

決してその贈られる本人じゃないっていうこと。

贈るのは男性であったり、兄弟姉妹であったり

そういう人たちが、大好きな女の子の節目にあたって、

「頑張れよ」「幸せになれよ」って気持ちを込めて贈るものなんだ、

おい、なんと幸せな商品だ、この化粧品箱は!

 

そしてつまり、本人は買ってくれそうにはないけれど、

使ったらとても喜んでくれる、元気になってくれそうな女性に

プレゼントしたくなる「僕自身」こそが顧客だったのだ と。

 

そう覚醒したのです。

 

すごくうれしくなったので、京都の社長に深夜わーっと書いて送ったら

 

「もともと ” 女性を励ますおくりもの ” という

 コンセプトも含まれていましたよ!

 ちゃんとブランドを勉強しておいてください。理解が浅いんだから。」

 

と、さらりと言われてしまいました。

 

 

わははは。。。。

 

 

新製品の魅力をみつけたのかもしれない(前編)

この2月は、

東京で立ち上げて、僕が代表を務める

環境ベンチャーのオフィスを借りるために

そしてファンドから投資をしてもらうために

首を洗って「人事を尽くし天命を待つ」状態でした。

おかげさまで、どちらもいい感じになりました。

 

一方で、その事業が飛躍するためのドライバーとして

京都のデザインベンチャーの新製品がありまして

それを抱えては、時間の合間を縫ってはあちこちを訪問し

いろんな人たちのいろんな意見を聞いて回っていました。

 

製造工程が複雑で、難産の製品でした。

予定していた春節キャンペーンには間に合わず

納品できる状態ができたのが2月上旬だったのですが

だからこそ売り急ぐことはあえて控えました。

 

最初はとにかく「贈呈」キャンペーンで

使ってみて遠慮ない意見をひたすら聞くフェーズにしました。

 

「くいつき」は悪くない。

この製品を見た女性は、中華系だけでなく、日本人でもロシア人でも

ぱっと顔が明るくなる。面白そうに、楽しそうにいじってくれるのです。

人によっては「これで一万円は安い」とも言ってくれます。

 

改善ポイントも明らかになった。

次のグラフィックス版もまもなく完成する。

大丈夫だ。まだ資金もある。

 

でも、なんか違うのです。

この化粧箱を求めてお店に買いに来る、ネットで問い合わせて来る。

そんな「消費者がわざわざこれを買おうと行動する」シーンが

まだ僕にはつかみきれていない、その焦りがありました。

 

「ユーザー目線になるんだ」

なんどもそれを自分に問うのです。

でも、

「そもそもユーザー目線ってなんだ?」

いつもその問答を重ねていました。

 

実は数時間前に、やっと、その壁を超えた気がしています。

この覚醒は錯覚か?いや、どうも違う気がする。

ああ眠い、でも眠れない。仕事しなきゃ。

 

ということで、錯覚でなければ後編があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中国人女性は組立式化粧品箱をどのように感じてくれたのか?

2月上旬に北京・邯鄲・西安・天津に行ってきました。

 

北京では友人の「日本語航海士」こと

笈川幸司先生の日本語会話特訓塾に参加して

200名の学生を相手に講演をさせていただきました。

 

笈川先生の奥様に我々の新製品の化粧品箱を

「よろしければ化粧講座での持ち運びに使ってください」と

お渡ししたら、さっそく講座で使っていただきまして、

さらにご自宅でも利用してくださっています。

「内側の赤は派手だけど、朝起きてこれをみると元気が出るわ!」

と嬉しいコメントをいただきました。

さらにその化粧講座でモデルになった学生が

感想(というか紹介文?)を送ってきてくれました。

 

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(以下、日本語訳です)

 初めてこの美しくできた小物を見た時、私はびっくりして大きな目をしてしまいました。端正で優雅さのある小さな黒箱、薬のケースのように軽く持ち上げられます。箱の表面には何ヶ所か金箔のような模様がほどこされています。和風たっぷりなんですが、簡素な感じです。その時、私の頭の中には何度も「無印良品」のイメージがさっと通り過ぎましたが、その黒箱は無印良品の「ノーデザイン」の白っぽいスタイルとも違うとわかりました。それよりも、私はこのような風情のあるものが好きです。

 

 冷蔵庫を開けるときのようにそっとその黒箱を開けました。目の前に一つ一つ、不揃いの立体的な小さな「ケース」が現れました。まるで新しい世界に入って一軒一軒違う住宅を見たように「面白い」と感じました。このようなデザインなら、普通のスキンケアの化粧瓶を入れるだけでなく、ネール、眉ペン、bbクリーム、パウダーなどのそれぞれの居場所も見つかります。


 私はこれを見た途端、思いがけず興奮してしまいました。なぜなら、いつも遠くに出かける際、化粧品を持っていきますが、以前はそれらを全部化粧バッグ適当に詰め込んでいました。ボトルが大きいと、小さな瓶に入れ替えをしなければならず、しかもなかなかうまくできないから、すっごく「めんどくさい」と思っていました。しかも、お化粧をするとき、いつもごそごそと探さないと、眉ペンやマスカラブラシを見つけることができませんでした。効率重視の私にとっては、これこそまさに時間の無駄、もったいないと思っていました。


 でも、それらを全部この化粧箱に入れて、そっと蓋を閉めたら、すべてのものに自分の居場所があります。余計な空間がありません。ふだん化粧をする時、箱を開けて、すぐに化粧品などを取り出すことができます。時間の節約は言うまでもなく、「テトリス」のように体も心も楽しませます。まさに完璧主義の極みです!その中の小箱の位置も自分の思うがままに変えられます。非常に便利で、そして個性的です。

 

 この化粧品箱を紹介してくれた人が、化粧箱を使わない場合はどのように収納するのかも教えてくれました。私の大きくなった目は、ふいに何回も瞬きをしてしまいました。その人はまるでマジックのように十数秒で、その美しくできた立体物を平面図形へと変身させたんです。使わない時は分解して収納できるので、場所を取りません。

 

 この化粧品箱さえあれば、普段の化粧バッグも化粧台もいりません。出掛ける時も軽く持ち歩ける便利な化粧品箱、あなたはときめきましたでしょうか?

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中国の若い人たちに「無印良品」の存在感は大きいんだなあ、と感心するとともに、日本人よりも合理的な発想にも驚きます。

 

「つかみ」の反応はまずまずかな?

 

あとはどのように流行らせるか? です。

 

 

 

 

 

ギークとデザイナー(後編)

その若いデザイナーと会って起業に至るまで、

しかも彼が社長になって京都で「デザインベンチャー」を立ち上げ、

僕が東京に「環境ベンチャー」を立ち上げた経緯は、

またおいおい書くことにします。

 

さて、しばらく前のベストセラーで

 

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる

 

https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/514L3hWq-eL._SL75_.jpg

 

という本があります。

本を切り裂いてスキャナで読み込む「自炊」が流行った頃です。

 

要は3Dプリンターやデジタルレーザーカッターなどの

「デジタルファブリケーション」が、

消費者自身を「製造者(メーカー)」にする、という内容の本なのですが、

僕はまだ「メーカー」になった消費者を日本で見たことがありませんでした。

 

でも、デザイナーと交流するようになって

デジタルファブリケーションとCG(コンピュータグラフィクス)のおかげで

「試作の自由」を謳歌しはじめた人種に出会いました。

 

もともと、デザイナーは何でも「自分で作って見たい」と思う人たちです。

何しろ男4人のルームシェアの空間に、ミシンがあるのです。

 

高価な金型を作らないとできなかった、

あるいは精密な職人技が必要だった

特定の機器がないと作れなかった部品、

そういう資源を持った企業と最初から組まないと

試作品すらまともに作る自由がなかったデザイナーが

思いついたものを次々と形にすることができるようになった。

 

かつて「メインフレーム」で「ウオーターフォール」で集団で

つまらなそうにグチャグチャとソフトウェア「製造」をしていたプログラマーが、

PCとインターネットで「解放」されたように。

 

同時に、それは「デザイナーの活動範囲」が急速に拡大することも意味します。

これまでの「巨匠」のような職人ではなくて

図面を書いておしまいの仕事ではなくて

上流から下流まで、さらには経営やマーケティングまで

あらゆることが勝手に繋がってきてしまう。

自分の好奇心もどんどん広がってきてしまう。

 

ガンダム世代の私としては、

ニュータイプ」のデザイナーがこれからは現れてきそうだと感じています。

 

ところで、「ギーク」と「デザイナー」は、色々と共通点があります。

先に手が動くところも(女性に対しては知りません)

確固たる信念とこだわりがあって頑固なところも

ユーザーの一言一言に敏感すぎるほど反応してしまうところも

なるべく無駄を省き、余計なもの、醜いものをつくりたくないとゴネるところも

すごくすごくよく似ています。

そして、どちらも僕から見れば「魔法使い」です。

 

何もない(ようにみえる)ところから

ユーザーの気持ちを揺り動かして

無限の価値を生み出してしまう

まあ、少なくともそういう期待をさせてくれる。

 

面白いことに「ギーク」と「デザイナー」は、

こんなに似ている人種なのに

お互いに交流がほとんどありません。

反発するわけではなく、お互いに関心を持つことがない、

これまで交わらない人種だったようです。

 

でも、AIの分野では、すでに「アート」の領域に入ってきた

ギーク」が現れているようですし

デジタルファブリケーションを職人技で使いこなすために

プログラミングを駆使する「デザイナー」も出て来るでしょうから、

そう遠くないうちに融合が始まりそうな気がします。

 

ブログを書きはじめて、いきなり長文になりました。

次回からはもっと軽い話題をサクサク書きたいと思います。

ではまた。

 

 

 

 

 

ギークとデザイナー(中編)

その頃、僕は「国際線の機内販売」の市場開発に取り組んでいました。

 

仕事で、プライベートで何度も乗った

中国・ベトナムとの往復の飛行機の中で、

機内販売の雑誌

エンタメシステム(映画だけでなくショッピング機能もあります)

CA(客室乗務員)さんが機内販売をしている様子

そして乗客の会話などをじ〜っと見たり聞いたりして

この販売チャネル・市場はまだまだ未開拓で、

これから5〜7倍くらいには、すぐになりそうだと思っていました。

 

キビキビとしていつも笑顔で素敵なCAさんや航空会社の方には申し訳ないけど

機内販売は辛そうで、楽しくない仕事になっているだろうな、と思います。

だから、新幹線の車内販売と比べて、

それを参考にするだけでも、すぐできることはあるのですが、

もっともっと限られた機内の空間と時間、

新幹線では薄まってしまっている

「旅行の思い出」「欲しいものを買い損ねた後悔」の思念が

(特に日本発の飛行機の機内に)どーんと濃く渦巻いているところ、

そこには大きなポテンシャルを感じていました。

アンケート調査では、日本発中国便の中国人乗客の1割以上が、

「買い物の時間が足らない」「買い忘れたものがある」という

未練を持っていることもわかっていました。

日本へ来るときの楽しい、期待いっぱいの気持ちとは一転して

「後悔と未練を抱えた時間」を過ごしていました。

そんな飛行機の機内の専用商品・パッケージをつくって、

ヒットさせたいなと思いました。

 

そういう背景で、昨年(2016年)の7月初旬に、

友人の紹介で、大学を卒業したばかりの若いデザイナーの青年と会い、

ある製品のデザインをお願いしました。

 

なかなか面白いミーティングでした。

だから、

「ひと通りのイメージは伝えたけれど、あとはお任せします。

 これまで世の中になかったようなものを作ってみてください。」

と、今から考えると素人丸出しの依頼をしてしまいました。

 

ほどなく出てきたデザインを見て、僕はびっくりして気づきました。

 

「あ、ここにイノベーションの因子がある!」

 

「そうか、これからは ”デザインの時代”、

 イノベーションをデザイン&デザイナーが牽引する時代なんだ!」

 

そう気付いたのです。

 

そして、

 

「彼と一緒に仕事をしてみたい。」

 

と強く思うようになりました。

 

次へ続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギークとデザイナー(前編)

昔、ITベンチャーに参加していました。

 

まわりはみんな若いプログラマー&エンジニア、まあその頃は僕も若かったけど、

いわゆる「ギーク」の人たちと一緒に仕事をしていました。

 

すごいなあ、と日々思っていました。なぜなら、それまで僕は銀行員で、大小のシステムのプロジェクトを17件くらい経験してきたのだけど、どれも大勢のシステム会社・システムエンジニアの人たちと何ヶ月どころか1年以上もかけてグチャグチャと仕事をしていたので、考えたものをすぐコード描いて目に見える動くアプリにしてしまう人たちに新鮮さと勢い、スピードを感じていました。

 

そう、「ベンチャー」って、イノベーションを起こす環境ってそういうものなんだなあ。そう感じていたから、その後、再び大企業に転職して、まだあれこれをグチャグチャと仕事をしなければならなくなった時も、その感覚が忘れられなかった。

 

縁あって再び、起業しよう!と決めた時、一番初めに思ったのはそういう「ギーク」を自分の組織に迎えないといけない、そうしないとイノベーションの因子を持つ「ベンチャー」にはなれないし、そんな連中とまた仕事をしたいっ、そう思ったのです。

 

しかし、僕が一緒に仕事をしたい「ギーク」の人たちは、すでに先の先に行ってしまっていました。スマホはもちろん、ソーシャルメディアビッグデータもすでに「レガシー」だ。さらにIoTに関わる人たちは、デバイスいじってたつまんないオッさんオバさんばっかりじゃないか!そして、もう彼ら・彼女らギークを「ビジネスモデル」では惹きつける事は出来ない。さらにそのギーク連中は、「もうこれからはプログラミングなんていらないんですよ。」と自己否定することを平気で言うのです。そう、彼らは昔からそうだった。恐竜のように自滅へと定向進化することに躊躇なく、次元削減をしてまったりと変化することが苦手な人たちだった。

 

そうか、「ムーアの法則」とともに、ITがイノベーションを牽引する時代は終焉を迎えたんだ。

 

じゃあ、どうやって僕は、「イノベーションの因子」を持つベンチャーになればいいんだろう。試行錯誤していたら、ある種族(!)に出会ったのです。

 

それが「デザイナー」でした。 と言うことで後編は後ほど。

 

 

 

 

京都のデザインベンチャー (株)アイデアスプラウトが新製品発売のプレスリリースをしました!

昨年の10月に、京都で仲間と一緒にデザインベンチャーを立ち上げました。

 そして、ある製品を開発し、とうとう発売までこぎつけました。

 以下がそのプレスリリースです。

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報道関係者各位

ニュースリリース

2017年2月24日

株式会社アイデアスプラウト

日本の文化である「収納美」で、心から「うつくしく」

京都発デザインベンチャーが「組立式化粧品箱」を発売

 ※うつくしく:外見的な美だけではなく、心や所作が整った様子を表します。

 

株式会社アイデアスプラウト(本社:京都市左京区代表取締役:寺井 俊裕)は、中華圏および欧米等の訪日旅行者に向けて、日本らしい収納美と飛行機内にも持ち込みができるようにデザインした「クールジャパン組立式化粧品箱(京蒔絵バージョン)」を開発しました。2月25日より西陣織会館・東映太秦映画村のショップにて販売を開始し、京都府内の提携店舗および空港免税店等で順次販売予定です(詳しくは、弊社ホームページをご覧下さい)。また、企業・団体のブランドイメージに合わせた贈答品、国際会議などイベントでの記念品、海外の取引先への話題性のあるお土産として、グラフィックデザインの自由度を活かした「オリジナル組立式化粧品箱」の受付も開始し、100個より国内外からの受注に対応致します。

 

昨年11月に2000万人を突破した訪日旅行者の消費は、円高と中国の関税強化に伴う高額品の買い控えに伴い一人あたりの消費額は減少傾向にありますが、旅行者総数の順調な増加を背景に3兆7,476億円(2016年推計値・前年比7.8%増)と過去最高に達しています。なかでも化粧品の購入率は42.3%と高く、中国大陸からの旅行者の74.7%が購入しています。大手ブランドだけでなく地方産品への人気も高まっており、京都の化粧品・スキンケア用品(京都コスメ)を購入して母国に持ち帰る旅行者も増え、綺麗で可愛らしい京都コスメは現地の雑誌で紹介され、現地のSNSで友人知人に披露されています。

 

しかし、持ち帰って使い始めると、その利用シーンは必ずしも「うつくしい」とはいえません。中国・台湾・香港ほかアジアの女性の多くは鏡台など専用の化粧品収納スペースを持っていません。そのため、化粧品の整理整頓が苦手で、引き出しや汎用ケースなどに入れた後は、見つけ出す際に苦労していることが多いようです。

 

私たちは、せっかく購入して頂いた日本の化粧品の「利用シーンをうつくしく」、さらには「化粧品を整理整頓し、心からキレイになることで、真のうつくしさを手に入れて欲しい」と考え、全く新しいデザインの「化粧品箱」を開発しました。「組立式」「観音開き」「持ち運び」「本棚への収納」等の機能性とともに「女性を元気にする」優雅さを兼ね備えた、京都らしいデザインの製品です。そして、この製品を世に出し、日本の様々な魅力をデザインし世界に発信する「京都発デザインベンチャー」として、株式会社アイデアスプラウトを設立しました。私たちは、訪日旅行者が、京都で、日本で購入して持ち帰った商品を、使いやすくうつくしく、その利用シーンが優雅になるように、収納美をデザインすることで貢献したいと考えています。

 

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シリーズブランド名:  ケアバトラー(CARE BUTLER 関愛執事)

ブランドコンセプト:  “いのち”と“くらし”を豊かに彩るお土産

 

第一号製品:

「クールジャパン組立式化粧品箱(京蒔絵バージョン)」

英語名:Cool Japan Knockdown Cosmetics Box (Kyoto Gold-Lacquered Version)

中国語名:炫酷日本 組立式化粧箱(京蒔絵版)

販売開始:2017年2月25日(土)

小売価格:¥10,000+税

販売場所:西陣織会館、東映太秦映画村

(最新情報は、弊社ホームページをご覧下さい)

特徴:

・組立式:販売時は、菓子箱と同じサイズで機内に持ち込めるように、組立ててからは、本棚に収納できるA4サイズに折り畳めるように、さらには持ち運べるようにデザインしました。内装パーツはマジックテープでユーザーのお好みで配置ができます。「一瞬の驚き」と「化粧品の利用シーンを優雅にする」ことにこだわった、日本で、おそらく世界でも初めてのデザインの製品です。

(意匠登録・実用新案出願およびブランド名・ロゴ商標登録申請済)

・日本製:100%京都産の手作り品です。

・グラフィックス:

京都の「和」を感じさせる上品な京蒔絵デザインの黒箱を開けると、鮮やかな朱赤が目に飛び込み、「頑張る女性を元気づける」コントラストにしました。3月下旬より、日本人女性の好みとコスメ・メイク専門家の意見も取り入れた「万華鏡バージョン」を発売予定です。この外装・内装のグラフィックデザインの変更に柔軟に対応できる製品仕様と、京都の若い気鋭のデザイナーが集う当社の特徴を活かし、国内外からの「贈答用・記念品」のオーダー、さらにオリジナルデザインにも対応致します。

 

【本ニュースリリースに関するお問い合わせ先】

株式会社アイデアスプラウト 担当:経営企画室長 松井陽子

〒606-8305 京都市左京区吉田河原町14番地 京都技術科学センター本館1階16号室

電話 075-708-3148 FAX 075-708-3149

E-mail:info @ideasprout.co.jp 

HP : http://ideasprout.co.jp

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